中学校予定地 (港南台第一中) 売却か

 

予定地

子安小学校移転新築のための等価交換地として調整中の港南台5丁目中学校予定地

 

 

 

横浜市南部地域のスポーツ広場として幅広く活用されている港南台5丁目の中学校予定地(港南台第一中・第2グラウンド、2万471㎡)の一部を、神奈川区子安小学校移転新築のための等価交換用地として、三菱地所レジデンスと調整すると、横浜市教育委員会は、地域代表者等に説明した。

 

地元と利用者団体は「港南台中学校予定地売却問題連絡会」を結成、等価交換(売却)の白紙撤回を求めていくことを決めた。

 

 

 

 

売却地にはマンション建設?

昨年(17年)11月、市教委から中学校予定地一部売却の説明を受けたのは、同予定地の任意運営団体「港南台第一中学校スポーツ・文化クラブ」(廣畑成志会長)。

 

売却打診を受けた地元では1月30日、港南台連合自治会、港南台南自治会、港南台第一中学校スポーツ・文化クラブ、港南台スポーツ推進委員連絡協議会の4 団体が「港南台中学校予定地売却問題連絡会」を発足させた。

 

 

3月20日には全体会議を開き、売却反対運動を進めるための申し合わせ事項を確認、署名運動を行うことを決めた。

 

 

 

 

■子安小は4月から新校舎で授業

 

本紙では、横浜市教育委員会を取材、「等価交換」の経緯を聞いた。

 

大型マンション建設が相次ぐ子安地区は、子どもの数が増え続け、子安小学校はプレハブ教室などで対応してきたが、更に児童数が増える見込みから、収容数は限界となった。

 

そこで、市教委では同校の移転新築を決め、現校舎から約300㍍離れた三菱地所レジデンス所有の土地(約1万6千平方㍍)の譲渡交渉を同社と進め、市有地との等価交換で土地を提供することに合意。

賃貸借で同土地への学校移転新築工事を始め、子安小学校はこの4月に新校舎へ引越し、新学期を迎えた。

 

 

市教委と三菱地所レジデンスとの協議は2012年から続いている。小学校移転地賃貸借契約の期限は2019年3月31日で、市は等価交換用地の調整を三菱地所レジデンスと続けている。

 

 

ちなみに、賃貸借で工事が始まったのは2015年5月。賃貸借料は毎月2千6百万円、移転新築した今年(18年)3月までの賃貸借料は約9億円となっている。

 

 

 

 

■19年3月31日までに決着

 

等価交換の対象土地は旧子安小学校の土地の一部で合意。不足分の土地として市教委は、三菱地所レジデンスも関心を示している、港南台5丁目の「中学校予定地」2万平方㍍の約半分1万平方㍍を検討中だが、協議中で決定していない。

 

「この予定地は、地元の人を中心にきちんと管理され活用されていることは理解しています。

しかし、この土地は学校予定地という本来の目的があります。区は違いますが、横浜市の子どものための小学校建設用地を取得するには、市有地を利用しなければなりません。

この土地の一部を使用する必要性があることは、丁寧に説明し、ご理解をいただきたいと考えています」と門林学校計画課長。

 

 

 

 

■スポーツ、健康、交流の拠点

 

同予定地は港南区最後の予定地。

港南台開発当初から地域と市南部住民のスポーツ、レクレーション、子どもからシニアまでの健康作り、地域住民の交流の拠点、災害時の広域避難所となっており、現状維持を望む声は強い。

 

 

 

 

■半分の用地にマンション?

 

三菱地所レジデンスが、子安小学校移転新築用地の等価交換用地として港南台の中学校予定地の一部を取得した場合、マンションを建設するだろうと見られている。