港南台生き生きプレイパーク

地域の子どもを見守り12年

「いっぱい遊んで 自分を見付けて」

 

 

港南区在住 港南台生き生きプレイパーク代表 岡野 富茂子 さん 

港南区在住 港南台生き生きプレイパーク代表 岡野 富茂子 さん

 

 

2005年からスタートした「港南台生き生きプレイパーク」。大人が用意した遊びではなく、子どもが自ら遊びを発見できる場所としてのびのびと元気に遊べる場所です。

同パークの発起人で代表の岡野富茂子さんにお話を聞きました。

 

 

結婚後、ご主人の仕事の都合で4年半、ベネズエラに住んでいたという岡野さん。

「ベネズエラは治安が悪く、現地の子どもたちは外で遊ぶことができませんでした。それはとても衝撃的でした」。

 

 

長男を出産し2歳の時に帰国。「日本に帰ったら普通に外で遊べるものと思っていましたが、空き地が無くなっていたり、昔は遊べた家の前には車が通るようになっていたり、日本でも遊べない状況であることに危機を感じました」。

 

 

子どもには外遊びが何よりも大切だと思っていた岡野さん。

子どもの遊びをテーマとした勉強会の一員となり、既に東京の世田谷区にあったプレイパークの見学もしました。

しかしその時は木に登り、高い所から飛び降りるなどの冒険的な遊びを見て「ここまでは出来ない」と思ったそうです。

 

 

その後、様々な出会いによって「子どもにとって遊びが大切だと思っているのは自分だけではない。

健やかに育つため、生きる力、実行する力を育むには外でのびのびと遊ぶことが一番」と確信。

 

 

1998年、区の「こうなんまちづくり塾」の事業を機に活動を始め、公園の使われ方の調査や先進事例の見学などを行いました。

これらの経験から、「子どもたちが遊べる環境がしっかり整っていないのだ」ということを学び、「大人が用意した遊びではなく、子ども自らが遊びを発見し、変化を楽しみながら、のびのびと遊べるプレイパークを作らなくては」と決意したそうです。

 

 

 

■港南台生き生きプレイパーク誕生

 

その後、港南区や地域の人たちの協力もあり2005年10月「港南台生き生きプレイパーク」が誕生。

また、横浜市でも子どもの遊び支援が検討され、2006年から、プレイパークは放課後児童育成事業の一つに位置づけられています。

 

プレイパークでの遊びは子どもの発想次第。

ゴザを丸めてチャンバラをしたり、竹林へ冒険に出かけたり。大人やプレイリーダーによる見守る目がある中で、「あぶない」は自分で感じることが大切。

裸足で走り回ったり、泥だらけになったりして遊ぶ子どもたちを見て驚く人よりも、「元気でいいねぇ」と温かく見守ってくれる人の方が多いそうです。

 

 

「子どもたちには、遊びを通じて自分は何が好きなのか、何に興味があるのかを見付けてほしいと思います。

コミュニケーションが苦手な人が増えていると聞きますが、それは遊びを通じて学べることですね」と岡野さん。

 

 

小学生など比較的大きな子どもが遊ぶ公園というイメージを持つ人もいるそうですが、乳幼児も遊べます。

砂場遊びはもちろん、手作りブランコもあります。

寄付されたドレスや仮装グッズで遊ぶ子どもたちの姿も見られます。

 

 

木曜日の午前中は「乳幼児生き生き広場」、第二木曜日には家にある食材を持ち寄って、「持ち寄り料理」を行っているそうです。

 

 

「今後の課題はスタッフ不足の解消です。また、ここだけでなく、子どもたちの生活圏の中で、自由に遊べる環境をもっと増やしていきたいです」と岡野さんは語ります。 

 

 

■所在地/港南区港南台3-5(港南台中央公園下の広場と竹林)

■開催日/毎週火・水・木曜日、第1・第3土・日曜日

■開催時間/10時~17時(12月のみ16時半まで)

詳しくはhttp://ikiiki-playpark.jimdo.com

 

木々に囲まれ、開放的な「港南台生き生きプレイパーク」

木々に囲まれ、開放的な「港南台生き生きプレイパーク」