上郷開発「栄区上郷町猿田地区開発計画」横浜市来年度中に最終判断

出席者
「人口減の中、緑地削減開発には疑問」
「埋蔵文化財保全、公園の早期開園を」 

 

2014年1月に横浜市から受理され、一部修正された東急建設の「上郷猿田地区開発計画」に関する横浜市素案の説明会が11月8日、栄公会堂で開催された。

約300人の市民が参加、質疑応答では賛成、反対の意見が出された。

 

港南区の環状3号線と栄区の環状4号線をつなぐ舞岡上郷線。

同道路の両側32㌶の緑地(栄区上郷町猿田地区)が都市計画変更の対象地域。

 

同計画素案は、都市計画提案制度に基づいて、東急建設と地権者によって提案された計画案を、横浜市が受け入れて一部修正した計画案で、民間の計画が市の計画となったもの。

 

計画では、舞岡上郷線東側の瀬上市民の森につながる緑地を保全し、山手学院側の西側を造成して住宅、商業施設、医療施設などの街づくりを目指している。

 

市の説明では、「提案は地区の将来を見据えバランスに配慮した計画であり、区域の約7割の緑地が保全され里山景観を永続的に保全できる」、と評価。

その経緯、商業施設や住宅の建築条件、残る緑地に整備される自然公園の概要などが説明された。

 

質疑では、緑地を削る計画への疑問、埋め立てる地盤への不安、地域住民の賛同が不十分など、見直しに反対する意見のほか、埋蔵文化財の保全、公園の早期開園、谷戸の湿地環境を残した公園計画など、見直し後の整備に関する要請も出された。

 

開発に反対する地域住民の自然保全運動や経済情勢の変化なども反映された今回の都市計画提案を受け入れた市の提案は、1月の公聴会、意見書の受付を経て、市の都市計画審議会に諮られる。

 

「上郷開発計画」は、「開発許可申請書」が1992年に東急建設から横浜市に提出されてから24年。

2度目の開発計画提案から10年以上にわたる多くの議論や曲折の後、今回の提案が出され、来年度中には最終判断が下される見込み。

 

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